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『環境資本主義が日本経済を救う突破口になる』

吉田隆文

 環境資本主義という言葉を聞くことが多くなりましたが、具体的な姿は良くわかっていないのが現状ではないでしょうか。その原因は環境資本主義と環境主義が混同されることにあるようです。環境主義には 環境税導入など企業活動に負担をかけてしまうような要素を含んでおり、私がここで提唱する環境資本主義とは異なるものです。

 環境資本主義は石油資本主義の進化型です。つまり、内燃機関で燃焼する石油を激減し、余った石油をその起源の植物や生物、青々とした森林・草原、きれいな海 ・湖に戻すわけです。もっと具体的には、自動車で使う石油を激減し、節約した石油を中東の緑化に使い、最終的にはチグリス・ユーフラテス地域などの砂漠地帯を世界(日本)の穀倉地帯にする。これは ビッグビジネスでもあり、またお金では買うことの出来ない壮大なスケールのロマンとも思いませんか?

 なんとこの夢のような石油による環境ビジネスを実行するタイミングは今なのです。つまり、イラクの復興事業として始めるわけです。この人類初 ともいえる試みを他国に先行されるのは日本にとって国益を損なうことになります。日本の環境技術力と世界貢献(戦略的無償対外援助)を披露する良い機会です。石油を森林・穀倉地帯に変換する技術の開発は日本の本格的環境産業の創生になると思われます。

 でも、本当にこんなことできるのでしょうか?実はそんなに話は難しくありません。環境資本主義への移行は意外と簡単です。

 今度、自動車のセールスマンが新車の売り込みに来たら言ってください、 

「次の車は、ハイブリッドカーにするよ!」 と、ただそれだけで良いのです。

  イラクは派兵しなくても復興は可能、そのうえ日本は新しい産業を興し世界をリードする。
これが21世紀環境資本主義のシナリオです。

 あとは実行あるのみ。

本文は2003年(平成15年)11月24日(月)に記述したものです。

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